「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」公正判決を求める署名活動へのご協力のお願い

2020年3月21日

 

 2011(平成23)年3月の東京電力(株)福島第一原子力発電所事故のため、福島県浪江町津島地区(9,550ha / 約450世帯 / 1,400人) は高濃度の放射能汚染のため帰還困難区域とされ、いまだに除染されずいつ帰れるか目途も立たないまま現在に至っています。
 私たち地域住民は、自然溢れる環境の中、互いに協力して受け継がれてきた歴史や伝統、文化を大切に、地域に根付いた生活に楽しみを見いだし、生きがいを感じて暮らしてきたのです。しかし、原発事故はこれらの一切を、根こそぎ奪い去りました。この不条理な事態に、私たちは身が誕える憤りとふるさとへの痛切な想いを胸に、異郷で避難生活を送らざるを得ない状況にあります。
 私たちはふるさと津島を自らの手に取り戻すため、原告団(住民の半数、約700名)を結成して2015(平成27)年9月に提訴し、国・東電の事故責任を問い、原発事故以前と同様に平穏な日常生活が送れるよう放射能汚染からの環境の回復(ふるさとを返せ)と、損害賠償を求めて闘っています。
 美しいふるさとの国土、住民が紡いだ歴史や民俗、なによりそこで暮らす地域住民の生活そのものが奪われ、廃村・棄民を強いられるような事態を決して許すべきではありません。健康被害を防ぎ、これからの社会を担う若い世代を守り、地域社会を次枇代に継承するためにも、同様の事故を再び引き起こし、同じ苦しみを繰り返す様なことがあってはなりません。そのためにも、是非皆様のご理解、ご支援を心からお願い申し上げます。
 ついては、別紙の公正判決を求める署名簿にご署名くださいますようお願い致します。