第1回口頭弁論期日
2016年5月20日
「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」の第1回口頭弁論期日が行われました。
各当事者から準備書面,証拠が提出された後に,原告側からの意見陳述が行われました。
- 原告団長(60代男性):代々承継されてきた土地,人,芸能・文化のすべてを奪われた津島地区住民の苦悩とふるさとの原状回復を求める本訴訟の意義
- 原告(60代男性):「庭元」として代々承継してきた部落の伝統芸能の津島地区における意義と承継者が離散していなくなり伝統芸能が消滅しかねないことに対する無念の思い
- 原告(50代男性):本件事故によって奪われた四季の彩る山林と川の豊かな自然とそこで育まれてきた豊かな人間関係を取り戻しふるさと津島に帰りたいという思い
- 原告(50代女性):子や孫との大家族での生活が壊され離散させられた苦悩と何も知らずに放射線を被ばくさせてしまった孫の健康に対する不安
- 原告代理人:被害実態~津島の地域とその暮らしについて
- 原告代理人:被告らの予見可能性,結果回避可能性について
- 原告代理人:津波対策の無為無策により本件事故を発生させた被告らの責任について
- 原告代理人:原状回復請求の意義について
- 原告代理人:この訴訟における司法の役割について
- 原告代理人:原告側弁論を終えるにあたって~本訴訟の意義と本訴訟に求めるもの
なお,その後,当事者間において進行協議期日が行われました。
次回期日は,2016(平成28)年7月29日(金)午後2時00分から行われます。